コミュニケーションが大切だということは、お分かりだと思います。
学校でも職場でも、友達との遊びにおいても重要な能力、それがコミュニケーション能力です。
能力向上のためには話し方の力、伝え方の力を磨くことがとても大切。
話し方については最近の話ですが、雑談力の記事を執筆しました。
そちらがヒントになるかと思いますので、詳しくはコチラをご覧ください。
この記事では伝え方について執筆していきたいと思います。
今回の記事は
・交渉を成功させたい
・気になる人に振り向いてほしい
このような悩みをもつ方に必見の記事です。
今回は佐々木圭一さんの本である、伝え方が9割を要約と解説という形にて伝え方の極意を伝えていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
佐々木圭一さんとは
・コピーライター
・海外での仕事経験あり
・カンヌ広告祭金賞
・昔はコミュニケーションが苦手だった
・テレビ出演経験も豊富
・著書は3年連続別ベスト10入りした伝え方が9割
ってあなたもはもしかして思ったかもしれません。
佐々木さんは昔は「最もエコでないコピーライター」という不名誉なあだ名をつけられたこともある苦労人のため、もの凄い努力をしたことは想像するのが難しくありません。
このように凄い方のノウハウが詰まった伝え方が9割はやはり必見です。
ぜひご覧ください。
伝え方が9割を要約と解説
・ノーをイエスに変える7つの切り口
・強い言葉を生み出す5つの方法
どれも重要となりますので、しっかり覚えましょう。
ノーをイエスに変える3ステップ
2 相手のメリットを考える
3 自分と相手のメリットを一致させる
人にお願いをする時や伝える時は、上記の基本的な流れを理解することが必須となります。
もしあなたが好きな異性をデートに誘う時などに「一緒にデートをしませんか」
などと言った場合は、相手が自分のことを好きとか気になっている場合なら話は別ですが、特に意識されていなかったらデートを了承する可能性は高くないかと思います。
そんな時にこのノーをイエスに変える3つのステップは役立ちます。
このようにデートをしたいことをストレートに伝えることはしないで、相手が自分とデートするメリットを示すことが重要となります。
例外を除けば相手が釣りが趣味なら、釣りをする仲間がいることは魅力的なことのはず。
このように自分のデートをしたいというメリット、相手の釣り仲間が欲しいというメリットを一致させることで、相手のデートに対するハードルを下げることが可能となります。
考え方や効果は人それぞれという部分もありますが、このように相手と自分のメリットを最終的に一致させることがとても大切なのです。
ノーをイエスに変える7つの切り口
さきほどは基本となる3ステップを紹介しましたが、その他にも7つの切り口を紹介します。
2 嫌いなことの回避
3 選択の自由
4 認められたい欲
5 あなた限定
6 チームワーク化
7 感謝
どれも相手の心に響く役立つテクニックですので、しっかり覚えましょう。
相手の好きに近寄る
これはノーをイエスに変える3ステップの例でも紹介しましたが、趣味など相手が興味のある分野から近づいて、仲良くなるということです。
あなたは仲が良くない人でも、自分が大好きな趣味の話をされて嬉しくなった経験はありませんか?
つまりはそういうことなのです。
「良かったら一緒に行きませんか?」
嫌いなことの回避
嫌いなことを回避とは、相手に対してそうすることによるデメリットを与えることです。
お金を借りた相手から「返金の滞納が続くならば倍の額を返金してもらいます」
このような脅しは、嫌いなことを回避から来ています。
選択の自由
選択の自由に関しては、あえて選択肢を用意しておいた方が受け入れやすくなるということです。
たとえば「今日の夕飯はどうする」と聞かれたとします。
そう言われると選択肢が多いため、つい迷ってしまいがちです。
そこで「今日の夕飯はカレーとラーメンとパスタのどれが良い?」と聞けば、答えることへの難易度が下がると同時に、どれかを答えないといけない気にさせることも出来ます。
また「やるなら買い物と掃除のどちらが良い?」と選択肢を2つに絞って、どちらかを選択させないといけないという感じを強めることも可能です。
認められたい欲
心理学者のマズローが提唱した、人間の5段階ある欲求の1つがこの認められたい欲(承認欲求)となります。
人は承認欲求があるため、自分を認めてくれる人には好意を示します。
認められた人は返報性の原理(与えられたらお礼をしたくなる気持ち)が働き、それを利用したのがこの認められたい欲なのです。
〇 「あなたの実力ならこの仕事を任せれる、どうかな?」
あなた限定
先ほどの認められたい欲と若干重複してる部分もありますが、要するに特別扱いということ。
あなたは好きな人から「あなただからこそ一緒にいたい」と言われたら大喜びすることでしょう。
特別扱いは人による部分はありますが、複雑な状況でなければ基本は嬉しいもの。
その気持ちから人はついついイエスと言ってしまうのです。
〇 「いつも利用してくれるあなたには特別サービスで1000円安くします」
チームワーク化
「なんでじぶんだけ!」を解決するテクニックがこのチームワーク化。
政治家の対応のマズさが目立つ今日この頃。
チームワーク化は政治家が失っているモノでもあります。
コロナウイルスの対応においては、政治家は国民の自粛を要請しました。
それ自体は良いことなのですが、問題は自粛要請した政治家が自粛を平気で破って、夜遊びをしたり大人数での会食をしたりするところ。
これではまさに「なんで国民だけ」状態です。
私たちもやるからあなたもやってね。
要は痛みを伴うことで、「やらなきゃいけないのは自分だけじゃない」という気持ちになり、嫌なことでも引き受ける可能性が上がります。
〇 「手伝うからこの仕事終わらせるよ」
感謝
感謝を利用すると人は断りにくくなる、このことを利用したものとなります。
上の立場の人から「いつもあなたには感謝してるよ」と言われたら嬉しいもの。
感謝とは当然例外もありますが、基本的には相手の心に響く魔法の言葉で、感謝を伝えることで人はノーと言いづらくなるのです。
〇 「いつもありがとう、悪いけど今日もこれお願い出来るかな?」
強い言葉を生み出す5つの方法
今度は強い言葉を生み出す5つの方法の紹介です。
2 赤裸々法
3 ギャップ法
4 リピート法
5 クライマックス法
強く訴えたいときなどにオススメの手法となりますので、これもしっかり覚えて活用できるようになりましょう。
サプライズ法
チャットやメールなら感嘆符(!)を付けて、驚きを表現。
会話ならば「お~」などと言って驚いてみせる。
これが文字通りサプライズ法になります。
赤裸々法
伝えたい言葉の前に、身体の反応を表すワードを入れる。
身体のワード+伝えたいことのようになります。
「耳の穴かっぽじってよく聞いとけ」
「手を出したくなるヒドさ」など
ギャップ法
反対になる言葉を入れることで、強い表現になる手法です。
特に補足点はありませんので、例を出していきます。
「これは負けではない、次に繋がるから事実上は勝利だ」
「右から左へ聞き流す」など
リピート法
同じ言葉を繰り返すことによって、記憶に無理矢理にでも残りやすくします。
かつて人気になったテレビドラマあまちゃんの「じぇじぇじぇ」もこの手法なのです。
「ムリムリムリ」
「人民の、人民による、人民のための政治」など
クライマックス法
伝えたい言葉の前に、注意を引く表現で注目度を上げる方法。
ちなみに伝えたいことを最後に持っていくクライマックス法があると同時に、伝えたいことを最初に持っていくアンチクライマックス法があります。
よく使われる手法なので、しっかり理解しましょう。
「3つポイントがあります」
「普通だったら言わないんですが」
「これだけは知っておいて欲しいんですが」
まとめ
伝え方の極意について紹介してきました。
コミュニケーションにおいては話す力や雑談する力、そういったものは必須と言ってもいい能力となりますが、それと同時に伝え方も重要。
伝え方次第で相手に与える印象が変わるため、コミュニケーションにも大きな影響が出ます。
これからの時代は個人の力が重要な時代と言われているため、話し方や伝え方が下手な人は生きていくことが大変でしょう。
ですので伝え方の力や雑談する力、こういった力を身に付けるのは重要なことなのです。
本書にはより詳しい内容が書かれています。
ぜひ手に取って読んでみましょう。
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